2025/04/09 00:03

Qoly × LFB Vintage店長です。
いつもありがとうございます。

先日、テネリフェの商品ページを加筆修正いたしました。
復刻版ではない本物の90年代デザイン。今ではまず見られない丁寧な仕事ぶりに感動する一着です。
テネリフェ 1997-98 Puma ホーム半袖 ユニフォーム

2000年代以降はほとんどスペイン2部で戦っていますが、1990年代は1部に定着していたクラブ。
今ではすっかりマイナーな存在となりましたが、2017年に柴崎岳(現・鹿島アントラーズ)が移籍したことにより、日本でも少し注目を浴びたチームです。

このユニフォーム当時のテネリフェには、元オランダ代表FWロイ・マカーイが所属していました。
1990年代と2000年代の欧州サッカーに詳しい方ならよくご存知の選手ではないでしょうか。
後列向かって一番左(18番)がマカーイです。
この1997-98シーズンは7得点に終わりましたが、翌98-99シーズンは14得点を記録しました。

そのマカーイは98-99シーズンを最後にデポルティーボ・ラ・コルーニャへ移籍。
スーペルデポルと呼ばれたチームで主力としてリーグ優勝に貢献する活躍を見せ、03-04シーズンに今度はバイエルン・ミュンヘンへステップアップの移籍を果たします。

あのマカーイがいた時代というだけでワクワクする方もいることでしょう。

それにしても紙タグの数が多いですね。これも90年代ユニフォームの特徴です。
こんなに付ける必要があるのでしょうか?
...と疑問を持ちつつもこの賑やかさにワクワクします(笑)
カラフルな襟タブも懐かしいですね。

このユニフォームは一見するとシンプルなデザインなのですが、じつが襟と首元の細かな仕事に感嘆とします。
青い部分に白く飛沫状のデザインが施されているのですが、これが何と「織り」なんですね。プリントではありません。
今だったら間違いなくプリントで施すようなデザイン。手の込んだ作りもまた古き良き90年代ならではです。
エンブレムもまた古き良き90年代を感じさせる刺繍仕上げ。
これだけの刺繍に一体どれほど針を通すのでしょうか。間違いなく手間のかかっているものです。

デザインや紙タグなど、あらゆる部分に90年代を感じる懐かしのユニフォーム。
現在では新品での入手はほぼ不可能ですので、コレクションにおすすめです。