今回はセビージャの2003-04モデルをご紹介します。

ラ・リーガ1部を6位で終えた2003-04シーズンのホームキットです。

キットサプライヤーはスペインのスポーツ用品メーカー「Joma」。セビージャとは2001-02から2010-11の10シーズン契約していました。2000年代のセビージャはほぼJoma一色でしたね。

紙タグはクラブエンブレムをメインにデザイン。このパターンは同時期にJomaと契約していたデポルティーボ・ラ・コルーニャなどと同じですが、スペイン国外のクラブはデザインのパターンが異なっていました。

こちらは裏面で、紙タグを開くとエンブレムの完全な姿が現れる仕組みです。

当然ながらこのデザインはセビージャにしか使えません。

1チームだけのオリジナルデザイン。コストかけてますね。ちなみに中堅以下クラブは共通のデザインを使っていた記憶があります。

紙タグは見開き型で、開くと内側にはスペイン語と英語でJomaからのメッセージが。

内容は、Joma製品購入のお礼や、購入したレプリカユニフォームが公式ライセンス商品であることなどが書かれています。

その右側には製品コードなどが記載されていますが、画像は半分だけ掲載しています。

最近は紙タグまで付ける偽物のビンテージユニフォームが増えており（海外のeB〇yとかに多いです）、紙タグ偽造のヒントを与えるわけにはいきません。

Jomaはときどきジョマと読まれることもありますが、正しくはスペイン語読みで「ホマ」。スポーツ用品メーカーに詳しい方を除けば、知っているようでよく知らないというイメージのブランドかもしれません。

1990年代からサッカーに力を入れてるメーカーですが、元々はシューズブランドとして1965年に設立。

Jomaというブランド名は、創業者の息子の名前「José Manuel（ホセ・マヌエル）」の頭文字をとったものという、嘘みたいな本当の話があります(笑)

また、赤や青など今では当たり前となったカラーのサッカースパイクを、1992年に世界で初めて作ったのがJomaでした。

2003-04シーズンの懐かしい記憶が甦る画像ですね。右のバルセロナの選手は言うまでもなくロナウジーニョです。

ダニ・アウヴェス、セルヒオ・ラモス、アントニオ・プエルタ、ホセ・アントニオ・レジェス、ハビ・ナバーロ、ヘスス・ナバス、ジュリオ・バチスタといった選手たちが着たユニフォーム。

2000年代のスペインリーグが好きだった人ならテンション上がるような名前が並んでいます。

とくに、この2003-04シーズンにトップチームデビューを果たしたセルヒオ・ラモスにとっては、原点であり記念碑的なユニフォームかもしれません。

今では紙タグ付きなど滅多にお目にかかれないビンテージユニフォーム。

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