2024/05/20 23:20

Qoly × LFB Vintage店長です。
いつもありがとうございます。

数日前になりますが、SHEKARI時代のイラン代表2001モデルをアップしました。
まだホーム長袖のみ掲載。今後はアウェイも含めた半袖・長袖をアップの予定です。
イラン代表 2001 Shekari ホーム長袖 ユニフォーム

2001モデルはデザインが非常にシンプル。90年代の色鮮やかな国旗カラーから一変し、実にクラシックなスタイルを取り入れています。
個人的には、このデザインの激変ぶりが昔から不思議だった点。そこで今回の商品アップを機に、少々深堀してみました。

まず90年代のイランがどのようなユニフォームだったかというと...
わかる人にはすぐわかりますね。
1998フランスW杯予選のアジア第3代表決定戦「日本代表vsイラン代表」で着用したユニフォーム。日本代表がジョホールバルの歓喜を起こした、あの激闘での一着です。

時代によってデザインは異なりますが、90年代のイランはこのように国旗カラーの白・緑・赤を使ったユニが増えていました。
レプリカユニフォームという市場が大きくなり、商業面を意識した新時代感覚のデザインが増え始めた頃です。
そのイランが2000年代に入ると、まるで時代の流れに逆らうようにレトロなスタイルを導入します。
とくにSHEKARIの2001モデルは、そのデザインは70年代・80年代的。色鮮やかだった90年代がまるで嘘か幻に感じられるような変化でした。

この変化の理由を探るべく、改めて過去のイランの成績とユニフォームデザインを調べてみると、何となくですが納得のいく理由が見えてきます。
結論から述べると、恐らくはアジア最強時代への回帰だったのだと思います。
イランは1968年、1972年、1976年とアジアカップで3連覇を成し遂げ、1978年には初のW杯(アルゼンチン大会)出場を果たしています。
この時期のイランはアジア最強だったといっても過言ではありません。そんな時代のホームユニフォームは、SHEKARIの2001モデルのように真っ白なデザインでした。
とくに3連覇となった76年のユニフォームは、2001モデルと実によく似ています。写真を掲載できないのが残念ですが。

1998フランスW杯の第3代表決定戦で日本に敗れたイランは、オーストラリアとの大陸間プレーオフを制して、辛うじて出場権を獲得しました。
また、2000年のアジアカップでは決勝トーナメント1回戦で韓国に敗れています。
アジアカップの優勝も1976年が最後。アジア最強と恐れられたイランの姿はそこにありません。
あくまで推測ですが、2001モデルのシンプルなユニフォームは、最強時代を取り戻そうとしたチームの象徴的な存在だったのかもしれません。
「派手で浮ついたユニを着るから勝てないんだ!」などと、偉い人からのお叱りもあったのかもしれません(笑)
もっとも、この2001モデルを着たイランは結果的にアイルランドに大陸間プレーオフで敗れ、2002日韓W杯への出場権を逃してしまうのですが...

大きな結果は残せませんでしたが、当時のメンバーはアリ・ダエイ、アリ・カリミ、メフディ・マハダヴィキア、ラフマン・レザイー、ジャバド・ネクナムなど。
あの時代のイランを知る人なら、名前だけでちょっとビビってしまうような強烈メンバーが袖を通したユニフォーム。

SHEKARI時代の新品ユニフォームは入手が極めて困難なため、マニアックなユニフォームや中東系がお好きな方のコレクションにおすすめの一着です。