2025/05/31 23:56

Qoly × LFB Vintage店長です。
いつもありがとうございます。

不定期でお届けしている、古いユニフォームの新品を扱う当店ならではの【紙タグ深掘り】。
今回はレアル・ソシエダの2003-04モデルをご紹介します。

レアル・ソシエダ 2003-04 Astore アウェイ半袖 ユニフォーム

2024-25シーズンも日本代表MF久保建英がプレーしたバスクの古豪。

このユニフォームはチャンピオンズリーグにも出場した2003-04シーズンのキットです。販売ページでご紹介していますが、素晴らしい選手たちが在籍していたシーズンでした。

当時のキットサプライヤーはバスクのスポーツブランドAstore(アストーレ)。
紙タグは2枚で、メインはエンブレムをデザインしたもの。もう1枚は当時の同ブランドの最新テクノロジーDRYCLIMの案内です。

現在ではお目にかかれないビッグサイズ。エンブレムデザインの方は縦12cm、幅は最大9cmもあり存在感たっぷりです。

エンブレムデザインの裏側はこんな感じで、製品名や番号をプリント。

面白いのはその下にある“2つの価格表示”です。
2列で表示し、上段はかつてのスペイン通貨ペセタ(8,486Pts)で、下段はユーロ(51Euro)。

当時はEU(欧州連合)内の単一通貨ユーロが本格的に導入されて間もない時期。スペイン国内では2002年3月にペセタの使用が停止されたのですが、紙タグにはまだこのように2つの通貨で価格が表示されていました。
こうした価格表示も、今となっては時代の移り変わりを記録した歴史的なアイテムと言えるかもしれません。

余談になりますが、当時は1ユーロが140円前後でしたので、単純に140円として51ユーロは7140円。ソシエダの最新モデルは80ユーロ(最新レートで約13,000円)ですから、かなり安いですね(笑)

あの当時スペインからユニフォームを輸入する場合は現地価格=仕入れ価格に近かったので、輸入ユニフォームを扱う業者さんは大変だったのですが...
当時のソシエダには今をときめくシャビ・アロンソが在籍。
このシーズンの活躍により、2004-05シーズンからはイングランドの名門リヴァプールへ移籍となりました。

レヴァークーゼンを2023-24ブンデスリーガ王者に導いたアロンソ。その手腕が評価され、来季(2025-26)は古巣レアル・マドリーの指揮官としてラ・リーガに戻ってきます。

そのアロンソをはじめすららしい選手たちが袖を通した赤いユニフォームはこちら。
スポンサーロゴに少々訳ありですが、この時代のAstore紙タグ付きは奇跡的な一品です。