2025/09/13 18:57

Qoly × LFB Vintage店長です。
いつもありがとうございます。

当店では、数は少ないながら選手の実着用ユニフォームも取り扱っております。
本日はその中からFCバルセロナのキットをご紹介。

重要なポイントは商品ページに記載していますが、ここではいくつかの補足を交えてご紹介します。

バルセロナ 1981-82
Meyba アウェイ半袖
実着用ユニフォーム #16
インポートL

ラ・リーガを2位で終えたシーズンのアウェイユニフォーム。
UEFAカップウィナーズカップ(CWC)を優勝し、国際タイトルを獲得しています。

当時は地元バルセロナのスポーツブランド「Meyba(メイバ)」がサプライヤーでした。

キットカラーは公式にはイエローとされていますが、実物は経年による色褪せなど変色もあるのかゴールドに近い色味。シャンパンゴールドと言えるかもしれません。

当商品は背番号16番がプリント済みです。

当時は固定番号制の導入前で、スタメンの11人が1番から11番を付けていた時代。
よって16番は控え選手の番号となりますが、その控えも試合によって16番の選手が変わるため、着用した選手は不明です。

81-82シーズン当時のラ・リーガの試合については、当日の選手と試合結果なら調べは付きますが、試合ごとのスカッドナンバーとなると調べるのは非常に困難。
CWCでは、エンリケ・モラン(FW)、ジョゼップ・モラタジャ(DF)が付けたことを確認しています。

このユニフォームの魅力のひとつは、モコモコした厚手の刺繍エンブレムです。

現代では(というか90年代以降は)まずお目にかかれない、とてもクラシックな仕様。
このエンブレムのためだけに入手しても惜しくないと思えるかもしれません。

エンブレムと同じくらいに重要なパーツが襟のMeybaタブです。

白い丸で囲んだ一筆書きのようなフォントスタイルは、1981-82シーズンで使用していたものとなります。
そして画像下の太い“MEYBA”は1982年以降のユニフォームで見かけるロゴ。Meybaといえばこのロゴのイメージが強いですね。

このユニフォームは、81-82から84-85まで4シーズンにわたりアウェイとして使われました。

そのため一括りに「1981-85モデル」と呼ばれることもありますが、欧州のビンテージ・ユニフォームのお店では、タブのフォントで「1981-82モデル」「1982-85モデル」と明確に区別しているところもあります。

...ただ、81-82シーズン以降でも旧Meybaロゴのシャツを着た選手が存在するので、少々ややこしいと言いますか(笑)
その一人は、あのディエゴ・マラドーナです。

顔がよく見えないので一応念のために補足しますと、上の写真の一番右がマラドーナ。

現在ネット上で確認できるマラドーナの実着用ユニフォームに、この黄色いアウェイが含まれています。
そのシャツの襟タブのフォントが81-82バージョンなんですね。

マラドーナがバルセロナに加入したのは82-83シーズン。なので本来なら旧ロゴのシャツは着用しないような気もしますが、そこは昔のことですから、単に在庫していた古いシャツを消化した…という可能性もあるのかもしれません。

もちろんこれは、それが本当にマラドーナの着用したユニフォームであるという前提での話となりますが。

もう一つ、このユニフォームで触れておくべき大きなポイントが「脇の下」です。

写真でも確認できるように脇下部分にメッシュを施していますが、この時代にメッシュを付けたユニフォームは他に存在しないのではないかと。そのくらい画期的な仕様と言われています。

それと、ナイロン素材のこのユニフォームはとても薄くて軽いですね。
内タブには日本語でもナイロンと書かれています。

同じ時代に作られたadidasやPumaの80年代ユニフォームを直接手にしたことがありますが、このMeybaのユニの方が断然軽い。
これが意図した軽量化だとしたら、当時のMeybaは先見の明を持っていたことになります。

実は旧Meybaロゴのユニフォームは、海外のビンテージ・ショップでもほとんど見かけません。
その意味でも希少性の高い一着となります。

そんなお宝ユニフォームはこちらです。
お値段はちょっと高めですが、ぜひお得なクーポンをご利用ください。