2025/09/16 01:41
Qoly × LFB Vintage店長です。
いつもありがとうございます。
先日、チーム不明の80年代adidasの古着ユニフォームをご案内いたしました。
このデザインが本当にカッコよくて惚れ惚れします。
アイテムの重要なポイントは全て商品ページに記載しておりますが、ここでは余談を交えつつ改めて簡単にご紹介します。

【USED】adidas Ventex
1980’s 長袖サッカーユニフォーム
Cedit Agricole
インポートXXS相当
1980年代初期のadidasテンプレートシャツを使った長袖ユニフォーム。
サイズはかなり小さめで、XXS相当ではないかと思われます。通常のハンガーを使うと肩がパツパツに張るため、このような撮影方法となりました。
色違いとなりますが、このテンプレシャツはフランス代表の1980モデルや、ボルドーの1983-84モデルと同じデザイン。
大きめの襟とピンストライプがクラシックな一着です。

右胸のadidasロゴは三つ葉のトレフォイル。
このロゴデザインは時代によって微妙に異なり、製造時期を特定する一つの目安となります。
当商品のトレフォイルは、下から2本目のラインが切れ目のない一本線。これは80年代初期に使われていたデザインですね。
右端の商標登録のRマークは、付くものと付かないものがあるようです。

胸にはフランスの金融企業「Crédit Agricole(クレディ アグリコル / CA)」のロゴマークをプリント。
当商品はCAの下部にHaute-Savoie入り。これはフランス東部のオート=サヴォワ県のこと。
この全てがCAのロゴマークなのか、それともCAとオート=サヴォワ県のダブル・スポンサーなのか。この点は不明です。
いずれにしても、このユニフォームがオート=サヴォワ県で活動していたチームのものである可能性も考えられます。
この全てがCAのロゴマークなのか、それともCAとオート=サヴォワ県のダブル・スポンサーなのか。この点は不明です。
いずれにしても、このユニフォームがオート=サヴォワ県で活動していたチームのものである可能性も考えられます。
では、そのチームとはいったいどこなのか。
XXSサイズのレプリカにまでCAのロゴを入れているところを見ると、そこそこのチームだったのではないかという気もします。

オート=サヴォワ県で最も名の知られたチームは、トノン・エヴィアン・グラン・ジュネーヴFC。
10年ほど前は「エヴィアン・トノン・ガイヤールFC」と名乗り、ピンクのユニフォームでリーグアンを戦っていたチームです。
前身クラブが2009年にチーム名を変更してエヴィアン・トノン・ガイヤールと名乗るようになるのですが、この前身クラブは2つのクラブの合併によって2007年に誕生しました。
その片方は、80年代に2部リーグで「クラブ・スポルティフ・デ・トノン」として活動していたクラブなのですが、その当時のキットカラーが青だったとか。
80年代前半は2部で上位争いをしていたというこのクラブなら、CAの胸スポンサーも不思議ではないですね。
少々長くなりましたが、もしかしたら当商品はそのチームである可能性もゼロではない…と、勝手に想像して楽しんでいます。
いろいろ不明な点もあるとはいえ、単純にかっこいい80年代ユニフォーム。
サイズは合わなくてもコレクションにおすすめの一着はこちらです。